PAJメールマガジン

第37号 2012年3月12日発行

日本パラリンピアンズ協会 会長 河合純一
(バルセロナ・アトランタ・シドニー・アテネ・北京/水泳)

 

皆さん、こんにちは。お元気ですか。

 

 花粉症の方は辛い毎日をお過ごしのことと思います。私もその1人です。選手を続けている限り、ドーピングのこともありとても神経質になりますよね。ドーピングの知識を有するドクター、薬剤師とすぐにつながる体制が求められます。こういったことからもJISS、NTCの利用は大きな課題です。充実した施設以上に充実した情報という意味からも活用が進むようPAJとしても活動していきたいと思います。

 

 さて、先日は総会にご参加下さり、ありがとうございました。参加できない方々からも委任状をいただき心からお礼申し上げます。

 

 総会では平成23年度の事業報告、決算報告ならびに平成24年度の事業計画、予算案について審議いただきました。さらに役員案についても承認いただきました。

 

 平成24年度、25年度は以下の役員で活動を支えていきたいと思います。
 なお、運営委員とは理事の職務のお手伝いをいただける方々です。

 

会長      河合 純一(水泳)
副会長     大日方 邦子(アルペンスキー)
副会長     根木 慎二(車いすバスケットボール)
理事      永瀬 充(アイススレッジホッケー)
理事      福留 史朗(陸上)
理事      佐藤 真海(陸上)
理事      田口 亜季(射撃)
理事    廣道 純(陸上)
理事      濱田 美穂(ヨット・ボート)
理事      高田 朋枝(ゴールボール)
運営委員 増子 恵美(車いすバスケットボール)
運営委員 藤田 征樹(自転車)
運営委員 上村 知佳(車いすバスケットボール)
事務局     醤野 隆行(目黒しょうの治療院)
監事      谷塚 哲
顧問      橋本 聖子(参議院議員)
アドバイザー 坪松 博之
アドバイザー 伊藤 数子(NPO法人スタンド)
アドバイザー 金子 恵美子(東京と障害者スポーツ協会)
アドバイザー 東木 宏達
アドバイザー(広報協力) 堀切 功
アドバイザー 田中 暢子(中央大学)

また、総会の議題などは別途送付いたします。


★スポーツオブハート

 

 3月3、4日と恵比寿ガーデンプレイスはパラリンピアン一色となりました。とても盛大なイベントが関係各位のご協力により開催することができました。

 これまでのスポーツ界では考えられなかったような形での支援、協力の輪が誕生したと感じました。オリンピアン、プロスポーツ選手たちがパラリンピアンを応援する。さらにミュージシャン、デザイナーなどのアーティストたちもパラリンピアンを応援する。そのことにより、これまでパラリンピックに興味をもったことがなかった方々も自分が応援している選手やアーティストが支援活動に参加しているパラリンピアンを知り、出会い、興味をもつきっかけとなっていったのです。

 3月とはいえ、寒の戻りの2日間でしたが、車いすバスケットボール、車いすテニス、ハンドサイクルなどの体験教室には子どもたちはもちろんのこと、多くの大人の方々の参加もいただきました。

 このイベントの応援団長であるシドニーオリンピック女子マラソン金メダリスト高橋尚子さんのランニング教室、副団長である元プロ野球ヤクルトスワローズ投手の川崎憲次郎さんの野球教室ではパラリンピアンも一緒になって汗を流す姿がありました。

 その他にもダンス教室、ヨガ教室にもパラリンピアンが参加することでイベント参加者との交流が生まれました。

 もちろん、メインステージでは熱いパフォーマンスが繰り広げられました。

 チアリーディング、義足、車いすでのファッションショーなど多彩なステージで盛り上がりました。

 プロ写真家による撮影会も行われました。多くのパラリンピアンが日頃鍛え上げた姿をカメラにおさめてもらいました。

 オープニングセレモニーには平野文部科学大臣、牧厚生労働副大臣など多くの来賓の方々にもご出席をいただきました。

 大分県からも全面的なご支援をいただき、大分B級グルメのコーナーは連日大盛り上がりでした。ご存知のように大分県は日本の障害者スポーツ発祥の地とも呼ぶべき場所であり、大分国際車いすマラソンは世界に名だたる大会として30年以上も継続しています。このようなことからとても障害者スポーツへの意識は高い県なのだと再認識しました。いつかは大分県でこのようなイベントを開催することが目標だという言葉に勇気付けられました。

 こういったすばらしいイベントの様子はいくつものメディアを通じてご覧いただいたかと思いますが、以下のサイトでもご覧いただけます。

 最後に杉山清貴さん、米良美一さん、広瀬香美さんのコンサートもとても盛り上がりました。溢れる笑顔、みなぎる意欲が会場中に広がっていくのを感じました。あの時間、あの場所が寒さを忘れさせてくれるようでした。

 このようなイベントのお知らせをできるだけ早くお伝えすることでもっと多くの皆さんのご協力、ご参加いただけるようにしていきたいと思います。

 フィナーレ後も遅くまでこの余韻に浸りながら盛り上がったことは言うまでもありません。

 1人でも多くの皆さんと共有したい時間でした。

 最後の一言は「Go to London!」

 

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