PAJメールマガジン

第25号 2011年8月15日発行

日本パラリンピアンズ協会 理事 佐藤真海
(アテネ・北京/陸上)


日本中が沸いたなでしこJAPANの活躍、みなさんはどのような思いで見ていましたか?
すぐに「感動した!」とか一言で言葉に表わせなかったのは、私だけではないのではないでしょうか?

体格、環境、競技人口…いろんなハンデを打ち破っての世界一の快挙に、考えるところが多かったです。

 

しかし、この一つの勝利がもたらす好循環、残念ながら現状の日本のパラリンピック界ではあてはまりません。

もうひと要素、ふた要素必要。指を加えて待っていても変わらないことは何年かの競技人生の中で感じますよね。パラリンピックにおいては、確実にアスリートたちの主体性が求められるのではと思います。

 

「スポーツ基本法」、「2020年東京オリンピックパラリンピック招致」は、私たちにとって未来に繋げるためのチャンスです。

 

先日、スポーツ基本法に携わる文科省の方々と意見交換会させていただきました。
年内に策定されるスポーツ基本法に基づく振興計画に、PAJとしてアスリート発の提言を出せるよう準備中です。

視野を広げ、国内の障がい者スポーツのあり方、オリンピックとの比較、また海外におけるパラリンピックの強化策など研究しながら、日本のあるべき姿をさぐれたら、今後に繋がっていくと思います。
(パラリンピックは、「JISSやNTC使わせろ」としか言ってこない、という見方でした。
もっと建設的な議論と計画が必要になります。)

 

「チャンスは今!」
文科省でいただいてきたこの言葉を合言葉に。


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≪事務局より≫

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