PAJメールマガジン

第32号 2011年12月1日発行

日本パラリンピアンズ協会 副会長 大日方邦子
(リレハンメル・長野・ソルトレイクシティ・トリノ・
バンクーバー/アルペンスキー)

 

 皆さんこんにちは。そろそろ本格的な冬の訪れですね。風邪などひいていないでしょうか?世間が「寒さ」を話題にするこの季節を、私たちスキーヤーはわくわくしながら迎えています。季節を感じる話題として、今回はアルペンスキーでパラリンピックに挑む道のりをお伝えします。

 

 アルペンスキーではIPC-ASが認定した試合で獲得したランキングポイントによって、パラリンピックへの出場権を得ることができます。スキー競技でのポイントは成績上位選手ほど獲得したポイントが少なくなる点が特徴です。つまり、優勝した選手はポイントはゼロ点で、2位以下の選手には優勝選手とのタイム差によってポイントが増えていく仕組みです。

 

 ポイント取得できるレースのカテゴリーは大きくわけて3つあり、レベルが高い順にワールドカップ、コンチネンタルカップ、ネイションカップと呼ばれています。また2年に1回、開催されている世界選手権は、ワールドカップとほぼ同レベルの大会です。

 

 ポイントの有効期間は約1年しかないため、パラリンピックを目指す選手は毎シーズン、世界各国で開催される試合に出場し、コンスタントにポイントを取得し続ける必要があります。

 

 ワールドカップはここ数年、ヨーロッパ各国で開かれる欧州シリーズとアメリカ、カナダで開催される北米シリーズがあります。日本でも2006年と2008年にワールドカップが開催されましたが、開催国は経済的に大きな負担を余儀なくされるため、残念ながらここ数年は開催できていません。

 

 現在、アルペンチームのトップ選手たちはヨーロッパの氷河で長期合宿を行っており、一部選手はポイント獲得を目指してコンチネンタルカップに出場します。今年は11月上旬から約40日間の長期遠征で、クリスマスごろに1度帰国、年明けには再びヨーロッパにフライトしてワールドカップ出場、2月は日本国内の大会に出場し、3月には北米でのワールドカップ遠征…。シーズン中のアルペンスキーレーサーは文字通り、世界中を飛び回っています。

 

 スキーでパラリンピック出場するためには、海外遠征を重ねる必要があり、長時間の移動を伴うハードスケジュールの中で高いパフォーマンスが発揮できる強靭な肉体と高い精神力が必要です。

 今年も活躍が期待されているアルペンスキーチーム。ワールドカップ等の大会結果は、今後のメルマガでもご報告します。応援よろしくお願いいたします。


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